GEISAIからデビューした10代の若きアーティスト
小出茜は2006年GEISAI#9ブースに出展し、中学3年生だった15歳のころにカイカイキキにスカウトされた若きアーティストです。
近年、かつてのようにリッチな壮年層に対してだけでなく、若年層に対するアートのニーズが高まってきており、その事実は、表現者そのものの若年化も誘発しています。小出茜はそんな時代のニーズに後押しされる形でデビューしたアーティスト。 彼女の作品の題材は「自分を見つめるもう一つの自分(眼)」「リストカット」「携帯電話と自分の距離」など、中学、高校生の若者たちのリアルな痛みや気持ちを代弁するような『高校生』である彼女自身の身近な問題です。
また、彼女の画風にも注目です。一見漫画風の絵を、キャンバスにアクリルで描く。こうした行為は、学校の美術部の先生達には未だ受け入れられない大きな壁です。つまり、美術とは西洋式デッサンに裏付けられたトレーニングが必要で、その通過儀礼無しに行ってはいけない、という暗黙のルールが存在するのです。しかしこの状況は彼女の登場によって一変するでしょう。高校生がストリートで歌っていてプロのミュージシャンへのチャンスを得るように、気軽にネットやストリートで作品を発表してギャラリーやプロダクションにスカウトされ、プロのアーティストとしてデヴュー出来る日がついに来ました。小出茜はその象徴的存在と言えるでしょう。
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